冬の句
持ち帰りたき雪吊の余り縄 勤
帯黎抄 第5号 2021年5月1日発行
冬の梅種火のにほひまとひたる
大寒の電球きゆつと廻しけり
凍滝にうすむらさきの力かな
水汲みの当番春の立ちにけり
雁ゆきて前に傾く老教師
両膝を畳について睦月かな
桃咲いてまばゆき猫の通りけり
手に握る化石のくぼみ蝶の昼
志立ててうぐひす間近なり
帯黎抄 第4号 2021年2月1日発行
栗剥いて家に暗がりありにけり
身にしむや父の紙撚の美しき
椋の実に肩甲骨をよせにけり
あめつちは金木犀の中にあり
狐火や彼方に水のひびきあり
茶が咲いて正客となる赤ん坊
嘘ばかりついて白菜持たさるる
巷より枯菊にまでもどりけり
極月や某氏推薦図書を手に
句会の日程はコロナ禍により変更をすることがありますので、必ずお問い合わせ下さい。
当季とあるのは、その季節の季語の俳句を持参することです。雑詠とは、題がとくにないことを示しています。
句会に直接参加できない事情がある時は、欠席投句ができます。お問い合わせ下さい。
帯中央例会 川口句会 | 当季雑詠5句。句会費1500円。リリア11階にて受付。第4土曜日。午後1時より。体験参加もできます。欠席投句を含め毎月25人参加。帯の本部句会。 |
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さわらび会 蕨句会 | 当季雑詠5句。令和2年発足の支部句会。蕨くるる3階。ホールまたは会議室。新しい人が多い。 句会費1000円。12〜14人参加。初心者歓迎見学も可。蕨、川口の方が中心。 |
麗の会 日高句会 | 帯でもっとも古い句会。当季雑詠5句。高麗の郷にて。句会費1000円。第3日曜日午後1時半より。日高、飯能の方が多いです。15人〜17人参加。 |
赤羽句会(東京句会) | 令和4年発足。隔月開催 赤羽会館。超結社的な句会。13人参加。 |
虹の会 | 隔月開催の吟行会。 親睦と勉強の句会で、3句出句。15〜18人 |
芯の会。インターネット句会 | 中央例会に参加できない地域にお住まいの方が対象の句会。現在、14人参加。 |
空の会 | 初心者向け句会 現在5〜6人。未経験の方歓迎。蕨市開催。 |
帯吟行会 | 帯の吟行会、当日句会まで予定。コロナ禍では投句まで。第一回は北本自然観察公園。 |
浅草句会 | 準備中。不定期開催。 |
蕨市俳句連盟 | 蕨市には歴史のある句会があります。帯の句会ではありませんが、勤は千草会、松原句会、百代句会の講師として出席。 |